VITUS AUDIO ANDROMEDA RCA/1.0m

Vitus Audioのビジョンは、Andromedaシリーズの設計段階を通して、ダイナミックかつニュートラルな音楽再生を目指すため、新しい基準を持ったケーブルを考案することでした。 同社の電子機器同様、ケーブルの開発・製造は厳格な手順に沿って行われています。 素材 重要な条件の1つは、少なくともAndromedaケーブルの製造において使用された個々の素材が、ケーブルの全体的な音質を劣化させないということでした。一般的に入手可能な標準的なワイヤーやケーブルでは期待通りの結果が得られず、Vitus AudioはまったくのゼロからAndromedaケーブルのコンダクターを製造することにしました。これらの素材を厳重に管理しながら、綿密な設計のもと最終的なケーブルが製造されます。 銅の選定 Vitus Audio社製品で使用されるすべての素材は、長い過程を経て選定されます。銅のコンダクターを選定する際も例外ではありません。実験のためには正確に同じ直径および純度の銅が必要です。そのような銅を供給できる数少ないマテリアル製造業者の協力を得るところから始めました。Vitus Audioはこれらの異なる供給元から得た銅でいくつかのプロトタイプを精密に製造し、最も適した（最もニュートラルな）音のする銅を入念な比較試聴により選定しました。この比較試聴では社内の意見のみならず、経験豊富な外部の人達の感想にも注意深く耳を傾けています。この調査結果に基づいて、Vitus Audioはこれらのすべての基準を満たしている供給元を選び抜きました。 絶縁体 Anders Grove氏のケーブル製作における20年以上の経験を通して、絶縁体の素材が不適切な方法で使用された場合、ケーブルの全体的な性能に及ぼす悪影響は多大であるということが実証されています。Grove氏はこのAndromedaケーブルで、今までのいかなるオーディオケーブルにおいて例のないD.S.E.（誘電体、スキン、エリミネーター）と呼ばれる新しい誘電構造を開発しました。Andromedaケーブルは、合計4つの絶縁層から構成されています。 1. 超高性能絶縁ファクターによる2つの内部層。素材そのものはとても軽く完全な静電気防止材です。これは基本的に音に癖をつけないようにするため、各コンダクターの周りを最適な状態に設定するものです。 2. 第3の層の機能は、湿度の高い領域等に存在する全ての陰電子からコンダクターを隔離することです。 3. 第4の層は、最終的なワイヤー内で異なる磁極の表面接触を最小限に抑えます。 構造 各々のワイヤーは、独自の方法で紡績された20本の個別に隔離されたコンダクターから構成されています。これには、3つの大きなメリットがあります： 1. 各コンダクターが個々に隔離されていることは、典型的な高周波歪みを引き起こす「表皮効果」と呼ばれるコンダクター間の電子の「ジャンプ」を回避します。 2. この独特に紡がれたコンダクターは、個々の長さのばらつきを根本的に解消します。それぞれのコンダクターが正確に同じ長さである場合、電子の「フロー」はあらゆる点で等しくなり、いわゆる信号の「シャドウイング効果」または「ミラーリング効果」を防ぎます。 20本の個別の細いコンダクターを採用したのは、ソースから受け側へとできるだけ直線的な電子の流れを作り出すためです。同時に、全ての周波数スペクトラムを通して完璧なバランスを構築するために、2種類の異なるゲージのコンダクターを採用しています。これは全体的に高次元なダイナミクス、精度、トーナルバランスをもたらし、より広いサウンドステージを再現します。 3. 最終的にこの特殊な方法で編まれたワイヤーは各極間に大きなスペースをもたらします。それぞれの極を孤立させることは、総合的な音質に多大な優位性があります。これは極間の磁気障害が無条件に「減少」するからです。通常、各極の磁場が「磁気雑音」を発生させるのですが、Andromedaケーブル内のスペース配分の場合、互いに十分な距離をとっているためそのような問題を防いでいます。 現在、一般的に流通しているケーブルにおいてこのソリューションを完備しているものは他にありません。その結果、はるかにナチュラルなサウンドステージを披露します。 達成 これらのパラメータの全ては、高い生産量を維持し、無駄なコストを削減するために最適化されてきました。つまり、高価で装飾的な材料や直接的な音質改善に結びつかない製造方法を排除し、それによりAndromedaシリーズはかつてない最も良心的な価格設定を保っています。